カテーテルアブレーション治療とは?
カテーテルアブレーション治療は、カテーテルを足のつけ根の血管から挿入し、心臓内の組織を焼く焼灼(しょうしゃく)などを行う治療法です。
小さなやけどが絶縁体の役割を果たし、不整脈を引き起こす異常な電気信号の広がりを妨ぎます。
医療の進歩は著しく、先端がバルーン状になったカテーテルを用いる治療法も採用されています。
バルーンアブレーション治療
(冷凍、ホット、レーザー)
先端がバルーン状になったカテーテルを肺静脈の入り口に押し当て、肺静脈の入り口部分の組織をバルーンを用いて治療する治療法です。
バルーンの種類
■冷凍バルーン
冷たいガスにより、バルーンをおよそマイナス50度に冷やして組織を壊死させる。
■ホットバルーン
バルーン内の液を約70度に加熱して、組織を焼灼する。
■レーザーバルーン
バルーンの内側からレーザーを照射して、組織を焼灼する。
可能性のある合併症のリスク
カテーテルアブレーション治療では、まれに心臓に傷がついて、内部に血液・心のう液が溜まって心臓の動きが抑制される心タンポナーデや、血管内にできた血の塊(血栓)が脳の血管につまる脳梗塞が起こることがあります。ほかの合併症には、肺静脈狭窄や横隔神経麻痺、左房食道痩などがあります。 お体の状態により異なりますので、担当医の説明をよく聞いておきましょう。