不整脈はどうして起こるの?
不整脈の主な原因は、冠動脈疾患、心臓弁障害、心不全、先天性心疾患などの心臓の病気です。
甲状腺異常や肺に病気がある人も不整脈になりやすい傾向があります。
しかし、心臓の病気などに関係なく、加齢や体質、ストレスや睡眠不足、疲労などによっても起こりやすくなります。
その予防には、生活習慣を整えることも大切です。
不整脈の主な原因
不整脈の主な原因としては、次の4つがあげられます。
①心臓の病気
冠動脈疾患、心臓弁障害、心不全、先天性心疾患など
②それ以外の病気
高血圧、甲状腺の病気、慢性閉塞性肺疾患などの肺の病気
③薬の成分
一部の降圧薬、一部の抗うつ薬、抗不整脈薬
④その他の要因
加齢、体質、ストレス、睡眠不足、疲労
不整脈リスクは生活習慣を見直し、原因となる病気を治療することで軽減できます。
※自分の判断で薬の服用を止めるのは危険です。必ず医師と相談しましょう。
今から始めたい3つのこと
■生活習慣
BMI(肥満指数)が高い人、タバコを吸う人、アルコールの消費量が多い人は、不整脈の一種である心房細動を発症しやすいとされています。適正な体重を保ち、禁煙に努め、飲酒の量をコントロールしましょう。
また、適度な休息や睡眠をとるように心がけ、ストレスや疲労がたまらないように気をつけることも大切です。
■高血圧、睡眠時無呼吸症候群、糖尿病の早期治療
■日常的な脈拍のチェック
不整脈の診断には心電図が欠かせませんが、症状がないときに心電図検査をしても発見されない場合があります。とくに、一過性の心房細動は発見が難しいとされています。 日常的な脈拍のチェックが不整脈の早期発見につながります。