このページでは腎がんの治療方針について情報提供させていただきます。腎がんの治療方針はがんの大きさや進展度によって決められます。詳しい内容についてガイドラインを基に見ていきましょう。
腎がんの治療
腎臓の治療方針
手術には腎がん部分のみを取り除く「部分切除術」、がんができた側の腎臓を取り除く「腎摘除術」があります。
部分切除術
腎がん部分を、周りの正常な腎臓の組織を少し含めて切除する手術です。
できる限り腎機能を温存するため、可能であれば部分切除術が行われます。
がんの部位と大きさによって部分切除が可能かを判断するため、がんが大きかったり、腎臓の中心部に位置したりする場合、部分切除は難しくなります。
腎摘除術
がんとともに、腎臓すべてと周囲の脂肪組織を1つの塊として摘出する手術です。
がんの部位や大きさによっては、副腎を合併切除することもあります。リンパ節や近接する主要静脈にまでがんが進展している場合、それらも可能な限り切除します。腎がんではステージIVなどの進行例であっても、可能であれば腎摘除術が行われます。
腎がんの治療方針はがんの大きさや広がりによって、次のようにガイドラインに記載されています。
表をクリックするとPDFが表示されます
※2 がんの範囲が広く、手術が難しい場合、分子標的薬による薬物療法を行い、がんを小さくしてから手術することがあります。
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