内視鏡による総胆管結石治療の実際
この方法は、ERCP(内視鏡的胆・膵管造影法)検査の延長線上にある治療方法です。
1. 十二指腸用の内視鏡を口から挿入し、食道、胃を通して目的の乳頭まで進め、乳頭を観察します。(図1)
5. 当院の例では総胆管結石のおよそ80%が通常バスケットで採石できています。
6. 結石が大きく胆管内に嵌りこんでいる場合や、高齢の方で何度も内視鏡的治療ができない場合には、胆管にチューブを入れて様子を見たり、体外衝撃波(ESWL)や胆管内視鏡下に結石を破砕する方法(PCS+EHL)もあります。