胆道結石は、症状が全くない場合もありますが、結石が胆嚢の出口や胆管の十二指腸への出口に嵌(はま)ってしまうと、痛みが生じます(図2)。また、脂っこいものを食べた後に心靴窩部(みぞおち)や右季肋部(みぞおちの右)が痛んだり、血液検査で肝臓・胆道の酵素であるGOT、GPT、LAP、γ-GTP(ガンマ-GTP)、ALPの上昇が見られたりすると胆道結石が疑われます。胆管結石で感染を起こすと化膿性胆管炎といって胆道全体に感染が及び、黄疸や胆道感染により発熱します。この様な場合には緊急入院や緊急の治療が必要な状態と言えます。