デバイス治療の手術前について

A. ICD植込みは、問診・心電図検査・血液検査などを行い、患者さんがICDを使用することに適しているか精査して判断します。

A. 一般的な入院期間は約1週間です。

デバイス治療の手術について

A. 手術時間は約1~2時間です。

A. 手術時の痛みには個人差はあります。痛みを和らげるために麻酔で鎮静/鎮痛を行います。

A. 病院によって異なりますが、全身麻酔または局所麻酔で手術が行われます。

A. 植込み部位に違いがあります。TV-ICDの手術では、本体を左または右胸部に植込み、リード線を静脈から心臓内に留置します。S-ICDの手術では、本体をわきの下に植込み、リード線は心臓を囲むように皮下に留置します。

デバイス治療の手術後について

A. 手術後の痛みには個人差があります。痛みが生じた場合は、痛み止めの処方など医師と相談してください。

A. 傷口が治癒するまでの期間は個人差があります。通常は、傷口が治癒するまでの期間は約1週間です。

デバイス治療の手術後の生活について

A. ICDの電池が使用できる年数(電池寿命)は設定や実際に治療が行われた回数によって異なります。電池寿命は定期健診の際に計測することが可能です。電池の残量が少なくなると交換手術を検討する必要があります。

A. ICDがショック治療を行う頻度は患者さんによってさまざまです。ICDは不整脈(非常に速い心拍)を感知して必要に応じてショック治療を行います。

A. 不整脈(非常に速い心拍)が始まると、その直後に意識を消失する場合も少なくありません。そのため、ショック治療が行われたことに気づかないこともあります。意識がある時にショック治療が行われて「胸を蹴られたような」不快感を感じたという報告もあります。

A. ICDの定期検診は、一般的には約3~4か月に1度、通常の外来診療と併せて行われます。

A. 道路交通法では、再発性の失神(ICDやペースメーカの植込みをされた方、不整脈など)がある方は、症状によっては運転免許が取得できない場合や、一定期間取り消される場合があります。詳しくは医師とご相談ください。

A. ICDシステムは旅行の妨げにはなりません。旅行中の相談先または連絡先については、医師にご相談ください。旅行中は必ず患者手帳を携行してください。

カテーテルアブレーションに関するQ&Aについて