PEGのある生活

日常生活は

制限はほとんどなく、基本的には瘻孔(ろうこう)を造る前と同じです。車椅子も、もちろん可能。一日数回胃瘻にチューブをつなげて、栄養剤、流動食、お湯、薬等を入れます。慣れてくれば、患者さんご自身やご家族で注入することもでき、一回あたりの注入時間は、他の方法よりも短時間ですみます。

栄養摂取の方法

栄養剤・流動食を胃瘻チューブにつなぐだけなので、患者さんにも介護の方にも負担が少ない栄養管理ができます。病状によって異なりますが、栄養摂取の速度(投与速度)は自由に調節ができます。

入浴について

普通通りに入れます。浴槽につかったり、シャワーを浴びてもお湯が胃の中に入ることはありません。むしろ瘻孔を石鹸でよく洗い、皮膚を清潔に保つことが大切です。 

リハビリについて

のどにチューブが通っていないので、術後の胃瘻による不快感がなくなれば、飲み込む訓練や言語訓練もしやすくなります。患者さんの病状によっては、口から十分に食べることが可能になるのです。