安全に治療を受けていただくために
他の治療に関する注意事項
併用できない医療機器・治療
- ジアテルミ(温熱療法)
- 磁気共鳴装置(MRI)※
当該機器のMRI 対応条件に従い検査することが可能です。
注意が必要な医療機器・治療
- 植込み型刺激機器
- 砕石術
- 電気焼灼:単極焼灼器は使用しないこと
- 体外式除細動器
- 放射線治療
- 超音波スキャン
- 高出力超音波検査
日常生活における注意事項
運動制限
重いものを持ち上げたり、激しい運動を行ったりすることで、リードの位置がずれる恐れがあります。リードの位置がずれると適切な刺激を得られなくなり、医師による再調整や再手術が必要となりますので、注意してください。
体位の変化
体を動かすことにより、リードの位置がごくわずかに動くことがあります。それにより刺激感が変化することがありますが、刺激装置が壊れているわけではありません。ただし、刺激の異常が感じられたら、担当医師に連絡してください。
家電製品
正常に作動し、適切に設置されているほとんどの家電製品および家庭用機器は刺激装置に干渉することはありません。ただし、家電製品が強い磁気を発生している場合は、刺激装置の電源が切り替わることがあります。
携帯電話
現時点では、携帯電話との相互作用のすべてが解明されているわけではありません。
不安になった場合、または、問題が生じた場合は担当医師にご相談ください。
注意が必要な設備
以下の設備では急に刺激を強く感じるか、刺激装置のオン(入)とオフ(切)が切替ることがありますので、注意が必要です。
- 防犯ゲート
図書館や店舗などに設置されている防犯ゲートに近づく際には、あらかじめ刺激装置の電源を「オフ」にして、できるだけ装置から離れて通過します。防犯ゲートを通過したら、刺激装置の電源を「オン」にします。
- 金属探知機
空港などで金属探知磯による検査が行われる際には刺激装置が反応することがあります。検査を受ける前に患者手帳を提示し、手によるセキュリティーチェックにしてもらうよう依頼してください。ハンドヘルド型のセキュリティーワンドを使用することがありますが、刺激装置の植込み部分に当てないよう職員に申し出てください。
- 電気自動車の急速充電器、普通充電器
電気自動車の普及とともに充電器の設置が進んでいます。電気自動車の急速充電器、普通充電器に近づく時、使用するときには刺激装置の電源を「オフ」にします。また急速充電器を操作する必要がある場合は、できる限り他の人にお願いしてください。普通充電器を使用する場合、特に充電中は充電スタンドや充電ケーブルに密着する姿勢は避けるようにしてください。
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患者様向けに作成した動画をチャプター毎に分割したコンテンツです。 SCS動画ライブラリーはこちら >