Online DBS Academy 動画ライブラリー
Online DBS Academyは、脳深部刺激療法に関する情報提供を目的としたオンラインの講演会であり、2021年5月29日に開催しました。適応判断、術前評価、外科手術、手術後の患者管理、将来の技術等を本治療法に造詣の深い先生方にご講義頂き、多くの脳神経内科、脳神経外科の先生方に参加頂きました。
大島 秀規 先生:植込み手術のながれ
日本大学 医学部 脳神経外科学系神経外科分野
- DBSの手術の流れの概要
- 手術体位
- 頭位
- 手術室レイアウトと術前計画
- マイクロレコーディング
- 術中刺激
- 刺激で誘発される副作用と周辺構造
- DBS電極挿入
- 刺激部位と症候
- 電極のタイプ
- 結語
岸田 日帯 先生:周術期の管理
横浜市立大学医学部附属 市民総合医療センター 脳神経内科
- パーキンソン病患者にとってのリスク
- DBS治療はチーム医療
- 周術期における脳神経内科の役割
- 周術期の薬剤調整
- ドパ負荷試験
- 周術期の薬剤調整つづき
- 運動症状への対応
- 非運動症状への対応
下 泰司 先生:DBSの長期効果
順天堂大学医学部附属練馬病院 脳神経内科
- 近年の長期効果の報告(運動症状)
- 認知機能についての報告
- 早期DBSの長期効果
- GPi-DBSの長期効果
- まとめ
木村 活生 先生:DBS外来診療のコツ/トラブルシューティング
横浜市立大学医学部附属 市民総合医療センター 脳神経内科
- はじめに
- 手術がおわってから先こそが重要
- 初期にプログラムと内服はどうするべきか
- 外来診療ではなにを確認すべきか
- 外来診療での刺激調整
- 刺激誘発性の有害事象がみられたらどうするのか?
- 薬はどこまで減らせるのか?
- DBS施行後の長期経過
- まとめ
岩室 宏一 先生:Basic Neurophysiology for DBS therapy
順天堂大学 医学部・大学院医学研究科 脳神経外科
- DBSにおける神経活動記録
- 術中のMER
- パーキンソン病の神経活動
- ユニット記録とLFP
- パーキンソン病とLFP
- ジストニアとLFP
- バイオマーカーとしてのLFP
- パーキンソン病に対するadaptive DBS
梅村 淳 先生:デバイスの紹介
順天堂大学 医学部・大学院医学研究科 脳神経外科
- DBSとは?
- 本邦で使用できるデバイス
- 順天堂大学におけるDBSデバイス選択の実際
- Boston Scientific DBS
- STN-DBSにおけるリード留置
- 様々な刺激方法
- Directional Lead
- STN-DBSにおけるDirectional Lead留置
- MICCを活用したジスキネジアのコントロール
- Directional Leadよる副作用の回避
- DBSデバイス選択の要因
大島 秀規 先生:STN-DBSの適応
日本大学 医学部 脳神経外科学系神経外科分野
- はじめに
- 脳深部刺激の効果の特徴
- DBSの運動機能に果たす役割
- PDの経過(進行)
- DBS導入時期
- EARLYSTIM
- 運動合併症のない早期の患者へのDBS
- FDAのDBS承認基準
- DBS導入時期のまとめ
- ガイドラインでのDBSの位置づけ
- DBSの刺激部位と運動症状の改善効果
- 日大でのDBS適応アルゴリズム
- STN-DBS単独ではコントロール困難な症状
上利 崇 先生:どうやってターゲットを定めるのか
東京都立神経病院 脳神経外科
- DBS手術に求められるもの
- DBS手術の基本手技の流れ
- ステレオフレーム装着とCT/MRI画像撮像
- 術前計画との融合画像/目標点の座標算出
- 術前計画-ターゲティング
木村 活生 先生:術後の検証
横浜市立大学医学部附属 市民総合医療センター 脳神経内科
- なぜ検証・評価が必要なのか
- Monopolar Review-全刺激の刺激効果・副作用のスクリーニング
- Monopolar Review-閾値による検索
- Monopolar Review-臨床効果による検索
- Monopolar Reviewで最良の刺激点が確定できない場合
- 新世代のデバイスの利用-ナビゲーションソフトの改良
- 初期プログラムと内服薬の調整
大山 彦光 先生:DATを選択する時期
順天堂大学 医学部・大学院医学研究科 脳神経内科
- Device Aided Therapy (DAT)とDBSについて
- STN-DBSの効果
- LCIGとDBSの長期効果の比較
- 順天堂医院におけるDATの評価・治療の流れ・DBSの適応基準
- DATを考慮するタイミング
- 早期DBS導入について
- DATを考慮すべき時期と重要なポイント
上