冠動脈疾患とは
冠動脈疾患
心臓をとりまく冠動脈の内壁に徐々に沈着したコレステロール(脂肪)などが血管の内腔を狭め、血管に流れる血液量が減少して、十分な酸素や栄養素を心筋に供給できなくなると、胸痛や胸部圧迫感を招きます。これが一般的な狭心症の症状です。また、急に冠動脈が完全に閉塞して血流が途絶えると、急性心筋梗塞に至ります。
動脈硬化の進行
コレステロールなどに富む柔らかい膨らみが冠動脈の内壁に形成されます。動脈の内腔は狭められ、狭窄下流の血流が減少します。
柔らかく不安定な動脈硬化が破れ、時には裂け目から大きな血栓(血のかたまり)が作られ、血管が完全に閉じるとその血管によって養われる心筋が傷害され、不安定狭心症や急性心筋梗塞が起こります。
心臓をとりまく冠動脈の内壁に徐々に沈着したコレステロール(脂肪)などが血管の内腔を狭め、血管に流れる血液量が減少して、十分な酸素や栄養素を心筋に供給できなくなると、胸痛や胸部圧迫感を招きます。これが一般的な狭心症の症状です。また、急に冠動脈が完全に閉塞して血流が途絶えると、急性心筋梗塞に至ります。
動脈硬化と心筋損傷
主な検査方法
心臓カテーテル室で実施される診断法。
造影剤を冠動脈へ注入してX線画像で血管の状態を診断します。
造影検査によって、冠動脈の閉塞や狭窄の状態が確認でき、治療方法の決定にも役立ちます。
治療法の選択
冠動脈バイパス術(CABG)
開胸手術による外科的冠動脈治療法。
動脈硬化で狭められた冠動脈に、体のほかの部位の血管を使用してバイパス(迂回路)を作る方法です。バイパス血管は下肢の静脈や、胸や胃の動脈が利用されます。
経皮的冠動脈形成術(PTCA、PCI)
体に小さな穴を開け、細いカテーテルを使って、冠動脈の狭くなった部分を拡げる方法。