2018-7-27

気管支熱形成術(BT)が治療用医療機器として初めて「喘息管理・予防ガイドライン」で推奨

ボストン・サイエンティフィック ジャパン株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:内木祐介)は、7月27日、気管支喘息の患者さんに対する気管支鏡下の手技である気管支熱形成術が、「喘息管理・予防ガイドライン2018」にて推奨されたことを発表しました。治療用医療機器の本ガイドラインへの掲載は今回が初めてとなります。

この度3年ぶりに改訂されたガイドラインでは、喘息治療ステップにおいて、最も重症度の高い治療ステップ4の重症気管支喘息の患者さんに対する治療として、気管支熱形成術が追記されました。また、今回新たに追加された難治性喘息の患者さんへの治療選択肢を示すフローチャートにおいても、幅広い重症患者さんにとっての選択肢として、重症憎悪の抑制やQOLの改善が示されていることが記載されました。
<喘息治療ステップ>
 
<難治性喘息への対応のためのフローチャート>
出典:『喘息予防・管理ガイドライン2018』
 
気管支熱形成術は、気管支の内側を内視鏡を用いて温める治療方法です。高周波電流により気管支壁を加温することで、喘息の気管支収縮の要因とされる肥厚した気道平滑筋を減少させ、喘息発作を緩和させます。高用量の吸入ステロイド薬及び長時間作用性β2刺激薬で喘息症状がコントロールできない18歳以上の重症喘息患者が対象となり、ボストン・サイエンティフィック ジャパンの「アレア 気管支サーモプラスティシステム」は2014年9月に薬事承認を取得し、2015年4月より保険適用されています。(※)

今回の治療ガイドラインでの推奨に関して、ボストン・サイエンティフィック ジャパン株式会社 取締役専務執行役員 エンドスコピー事業部長兼事業開発本部長 瀧川 泰司 は次のように述べています。「この度、弊社が提供する気管支熱形成術(BT)が、重症気管支喘息の患者さんへの治療として推奨されたことを大変うれしく思っています。本改訂は、BTが多くの患者さんのQOLの向上に貢献したことへの評価だと考えています。これまで、多くの医療機関の協力を得ながら、本治療法を喘息に苦しむ患者さんに届けてまいりましたが、今後、さらに多くの患者さんにより良い生活を送っていただけるよう、努めてまいります」

(※)販売名:Alair 気管支サーモプラスティシステム 医療機器承認番号:22600BZX00386000
 

ボストン・サイエンティフィック ジャパン株式会社

ボストン・サイエンティフィック社の日本法人で、1987年の創立以来、低侵襲、革新的で最先端技術を提供し続ける医療機器メーカーです。
2017年で創立30周年、これからも患者さんの人生を実り多いものにすることに全力で取り組み、日本の医療に意義のあるイノベーションを起こしていきます。
https://www.bostonscientific.jp
 

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