2016-05-16

ボストン・サイエンティフィック、2016年第1四半期決算発表

マサチューセッツ州マールボロ(2016年4月27日) ‐ ボストン・サイエンティフィック(NYSE: BSX)は、2016年3月31日を期末とする第1四半期に19億6,400万ドルの売上を計上しました。同社は、同四半期に18億9千万~19億4千万ドルの売上を予想していました。収益は前年に比べ、13パーセント(為替変動の影響を除く)、財務報告ベースでは前年比11パーセント上昇しました。同期の1株当たり調整後利益は前年の0.21ドルから0.28ドルに上昇し、GAAP利益は2億2百万ドル、前年の1株当たり(0.00)ドルに対して1株当たり0.15ドルの利益を計上しました。

「当社のグローバル・チームが優れた業績を発揮したことにより、企業としての成長が加速し、当社の7事業のうち4事業が、第1四半期の売上において2桁成長を達成しました。」とボストン・サイエンティフィック社長兼CEOのマイク・マホーニーは述べました。「このような力強いスタートを切ることができた本年の見通しは明るいと言えます。当社は今後も製品を上市し、急成長市場に展開し、満たされていない臨床ニーズに対応するためのソリューション提供を継続して行っていきます。」

第1四半期業績と最近の主な出来事

  • 第1四半期売上は19億6,400万ドルに達し、財務報告ベースで前年比11パーセントの、為替の影響を除いた実質売上成長率は前年比13パーセント増加 。
  • 第1四半期の売上は、前年比8パーセントの増加。これには、為替変動の影響およびアメリカン・メディカル・システムズ(AMS)男性泌尿器関連ビジネスによる売上は含まれない。
  • 当期1株当たり調整後利益は、当社の予想である0.23ドル~0.25ドルを上回る0.28ドルに上昇し、1株当たりのGAAP利益は、当社の予想範囲である0.11ドル~0.13ドルを超える0.15ドル。
  • MedSurg部門の第1四半期の収益成長率は、28パーセント増(既存ビジネスでは11パーセント増)、カーディオバスキュラー部門は14パーセント増、リズムマネジメント部門は2パーセント減を計上。いずれも前年同期比。
  • 主要3地域において、いずれも好調な営業収益成長を達成:米国での成長率は、14パーセント(既存ビジネスで7パーセント)、欧州は11パーセント(既存ビジネスで6パーセント)、AMEA(アジア、中東およびアフリカ)は15パーセント(既存ビジネスで14パーセント)増加した。新興国市場では、営業収益で23パーセント(既存ビジネスで21%)増の成長を達成。いずれも前年同期比。
  • 米国食品医薬品局(FDAで承認された)ラベルと同様に、WATCHMAN™左心耳閉鎖デバイスが、非弁膜症性心房細動患者の脳卒中リスクを削減するための非薬物治療の選択肢として、米国メディケア・メディケイド・サービス・センターからの医療保険給付対象となることが決定となった。
  • 数々のMRI適応製品の承認を取得。ImageReady™条件付MRI対応ペースメーカのFDA承認取得を含め、EMBLEM™ MRI 皮下植え込み型除細動器(S-ICD)システムのCEマーク取得、また同時に、植え込み済みのすべてのEMBLEM S-ICDシステムが条件付MRI対応になった。ImageReadyシステムには、ACCOLADE™ MRIおよびESSENTIO™ MRIペースメーカならびに新たなINGEVITY™ MRIペーシングリード等が含まれる。さらに、現在承認されている植え込み型除細動器(ICD)および心臓再同期療法(CRT)システムの安全性をMRI環境下にて評価するために、国際臨床試験「ENABLE MRI」を開始。
  • ACUITY™ X4 LV4極リードのFDA承認を取得。リズムマネジメント製品ポートフォリオに4極リードが加わり、デバイスとリードで構成されるX4 CRTシステムとして米国市場に提供することが可能となった。
  • 膵炎に伴う重篤な合併症:膵仮性囊胞および被包化膵臓壊死を低侵襲な内視鏡的アプローチを用いて治療する医師を支援するため、AXIOS™ステント(通電子デリバリーシステムタイプ)を導入。
  • 膝上の末梢血管病変を治療する初のポリマーベースの薬剤溶出型ステント、Eluvia™薬剤溶出型末梢血管ステントシステム*がCEマークを取得し、欧州において同システムの販売を開始。Eluvia システムの米国およびアジアにおける薬事承認を目的とした臨床試験「IMPERIAL」を開始。
  • 心房粗動の焼灼術に使用されるBlazer™オープンイリゲーション高周波アブレーション・カテーテルが、米国における当社初の製品としてFDA承認を取得。さらに、あらゆる心筋焼灼術における使用について、IntellaTip MiFi™オープンイリゲーション・カテーテル**のCEマークを取得。
  • 米国心臓病学会第65回年次学術集会において、WATCHMAN™デバイス、SYNERGY™生体吸収性ポリマー薬剤溶出型ステントシステム、Lotus™経カテーテル大動脈弁置換術(TAVR)システム*および当社のリードレス・ペースメーカ***とEMBLEM S-ICDシステム間の通信機能など、当社のカーディオバスキュラーおよびリズムマネジメントのフランチャイズ全体にわたり説得力のあるデータを提示。
* 米国では、Eluviaステントシステムおよび大動脈弁システムは、米国連邦法における臨床研究用医療機器であり、臨床研究目的以外の使用、および販売はできません。
**米国では、IntellaTip Mifiオープンイリゲーション・カテーテルの使用および販売はできません。
*** リードレス・ペースメーカは、デバイスまたはテクノロジーの構想であり、使用および販売はできません。

*AMS男性泌尿器関連事業の製品売上を除いた、既存の泌尿器・骨盤関連事業の本業収益は12パーセント増加。
成長率は四捨五入していない実数値であり、正確に再計算されない場合があります。売上成長率は、外国為替の変動による影響および/または多額の売上を伴う最近の買収の影響を除いたものであり、米国のGAAP(一般会計原則)に従って作成されていません。ボストン・サイエンティフィックがこうした非GAAPの数値を使用する理由につきましては、本プレスリリースに添付の別紙をご覧ください。

GAAPベース連結決算での2016年第1四半期の純利益は、1株当たり0.15ドルの2億200万ドルを計上しました。これらの結果は、1株当たり0.13ドル、計1億7,600万ドル(税引き後)の買収、売却、訴訟、組織再編関連の純費用および原価償却費用を含んでいます。これらの純費用を除く2016年第1四半期の調整後純利益は、1株当たり0.28ドルの3億7,800万ドルを計上しました。

GAAPベース連結決算での2015年第1四半期の純損失は、1株当たり(0.00)ドルの100万ドルを計上しました。これらの結果は、1株当たり0.21ドル、2億8,700万ドル(税引き後)の買収および売却、訴訟、および組織再編関連の純費用、年金消滅費用および原価償却費用を含んでいます。これらの純費用を除く2015年第1四半期の調整後純利益は、1株当たり0.21ドルの2億8,600万ドルを計上しました。

2016年通年および第2四半期の予想

現在予想される2016年通年の収益は、80億7,500万ドル~82億2500万ドルの範囲(以前の予想は79億ドル~81億ドル)で、財務報告ベースで前年比およそ8~10パーセント増、営業ベースで前年比およそ9~11パーセント増、既存ビジネスで前年比およそ6~8パーセント増に相当します。現在予想されるGAAPベースの利益は、1株当たり0.64ドル~0.69ドルの範囲(以前の予想は1株当たり0.62ドル~0.67ドル)であり、買収および売却、訴訟、ならびに組織再編関連の純費用、および原価償却費用を除いた調整後利益は、1株当たり1.06ドル~1.10ドル(以前の予想は1株当たり1.03ドル~1.07ドル)になる見込みです。

2016年第2四半期の売上は、20億1千万ドル~20億ドル6千万ドルの範囲で、財務報告ベースで前年比およそ9~12パーセント増、営業ベースで前年比およそ11~13パーセント増、および既存ビジネスで前年比およそ6~8パーセント増となる見込みです。GAAPベースの利益は、1株当たり0.14ドル~0.17ドルの範囲となる見込みです。買収・売却、組織再編関連の純費用および原価償却費用を除いた調整後利益は、1株当たり0.25ドル~0.27ドルの範囲になる見込みです。

 

ボストン・サイエンティフィックについて

ボストン・サイエンティフィック社は、世界中の患者さんの健康状態を改善するために、革新的な治療法を提供し、患者さんの人生を実り多いものとすることに全力で取り組んでいます。過去35年以上にわたり世界の医療テクノロジーをリードし続けるグローバル企業として、「we advance science for life」の言葉を胸に、画期的な治療法を通じて様々な疾患に苦しむ患者さんや、医療体制の生産性向上にも貢献しています。詳細はホームページwww.bostonscientific.comをご覧いただくか、TwitterFacebookをご利用ください。
 

将来予測に関する記述についての注意事項

このプレスリリースには、証券法(1933 年制定)第 27A 条および証券取引法(1934 年制定)第 21E 条の意味するところの将来予測に関する記述が含まれています。「予期する」「期待する」「予想する」「信じる」「計画する」「推定する」「意図する」などの語句を用いた表現が将来予測の記述となりますが、これらの記述は現時点で得られた情報による確信、想定、推定に基づくものであり、将来の事象や実施を保証することを意図するものではありません。将来予測の記述には、純売上高、GAAP および営業収入率、2015年第1四半期および通年のGAAP ベースおよび修正後の利益、財務成績、事業計画、当社の収益成長率の位置づけなどに関する記述なども含まれます。基本的前提が結果的に不正確であった場合、もしくは一定のリスクや不確実な要素が具体化するような場合には、将来予測に関する記述で明示または含意された見込みおよび予測と実際の結果が大幅に異なる可能性があります。これらのリスクや不確実な要素は、事業戦略の実施能力に対して実際に影響している場合や、将来的に実施能力に影響を及ぼす可能性があり、本プレスリリースの記載で予期した結果と実際の結果が大幅に異なる状況をもたらすことがあります。そのため、本プレスリリースの読者は将来予測に関する記述について全面的に依拠しないよう注意してください。

このような相異をもたらすリスクや不確実な要素には、将来の経済、政治、競争入札、償還、法および規制の諸条件、新製品の導入、市場における新製品の受容、製品市場、市場価格、手続き量、臨床試験の結果、人口統計学的動向、知的所有権および関連その他の訴訟、金融市況、組織再編プログラムの実施とその効果、コスト削減の取り組みおよび成長イニシアチブを含めたビジネス戦略の実施と影響、ボストン・サイエンティフィック社および競合他社の将来的な経営上の意思決定などがあります。新たなリスクや不確実な要素が時として生ずる可能性があり、予想は困難です。これらの要因すべてを正確に予測することはほとんど不可能であり、また、多くは制御できません。ボストン・サイエンティフィック社の将来的な経営に影響する可能性のある要因ならびにその他の重大なリスクに関する概要および詳細な一覧については、証券取引委員会に提出した、最新の 10-K 年次報告書パート I 1A 項目「危険因子」を参照してください。なお、この内容は、提出済みもしくは提出予定の 10-Q 四半期報告書パート II 1A 項目「危険因子」で更新されることがあります。ボストン・サイエンティフィック社は、見込みの変更やその根拠となる事象、条件、状況の変化など、将来予測の記述に記載された内容と実際の結果が異なる可能性に影響を及ぼすような変化について、それらを反映するように将来予測に関する記述の内容を公に更新または改訂する意思および義務を一切否認します。本注意事項は本プレスリリースに記載された将来予測に関するすべての記述に適用されます。

非GAAPによる財務情報の使用

ボストン・サイエンティフィックの非GAAP(一般会計原則)の数値を対応するGAAP の数値に調整したもの、およびボストン・サイエンティフィックがこうした非GAAP の数値を使用する理由につきましては、本プレスリリースに添付の別紙をご覧ください。

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(508) 683-6585 (オフィス)
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投資家向け情報担当
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