2015-08-14

ボストン・サイエンティフィック、AMSウロロジー事業の買収手続きを完了

米国マサチューセッツ州マールボロ(2015年8月4日)-ボストン・サイエンティフィック社(NYSE:BSX)は、エンド・インターナショナル社(NASDAQ:ENDP)(TSX:ENL)との間で買収合意が発表されていた、AMSのメンズヘルス事業とプロステイトヘルス(前立腺治療関連)事業の買収手続きを完了した旨を発表しました。16億米ドルを前金として支払い、2016年の売上高に応じて最大で5千万米ドルの追加支払いを行います。この買収により、ボストン・サイエンティフィック社は泌尿器関連事業のリーダーのポジションにつくこととなり、医師およびヘルスケアシステムに対して確固たるテクノロジーを擁する包括的なポートフォリオを提供できるようになります。
今回の買収には、低侵襲的に前立腺肥大症を治療するためのGreenLight XPS™とHPS™のレーザ治療システム、男性腹圧性尿失禁を治療する泌尿器制御システムAMS 800™、そして勃起不全の治療に用いるAMS 700™などの先進的な製品が含まれます。こうした技術は、ボストン・サイエンティフィック社の、腎・尿路結石や骨盤臓器脱などの治療に用いる先進的なポートフォリオを補完し、泌尿器関連の外科的処置の50%を占める5大疾患領域において、さらなるイノベーションの実現をもたらします1。なお、AMSの女性向けの医療事業は、今回の買収には含まれません。
AMSのメンズヘルス事業とプロステイトヘルス(前立腺治療関連)事業は、ボストン・サイエンティフィック社の泌尿器および女性向け医療事業と統合されます。統合された事業は、ボストン・サイエンティフィック社ウロロジー&ペルビック事業へと生まれ変わります。本事業部門は、引き続き、不正子宮出血や子宮筋腫の治療のための婦人科向け外科的処置の分野にも投資します。
ボストン・サイエンティフィック社のシニア・バイス・プレジデント兼ウロロジー&ペルビック事業プレジデントのカレンプランギは「AMSのメンズヘルスおよびプロステイトヘルスに関わるチームを、ボストン・サイエンティフィック社にお迎えすることができ、本日はとてもエキサイティングな日です」と述べています。また、「両社が力を合わせることで、年間売上約10億ドルの事業となり、イノベーションと市場の拡大を通じた更なる成長と医療上のアンメットニーズに対応することで目覚ましい成長機会が作り出されることになります。両社を統合したこの組織は本事業分野のリーダーとして、医師や患者さんに貢献し、コストを削減し、治療の質を高め、進化をもたらします。」

既に発表されているように、今回の買収によって2018年末までに相乗効果が5千万米ドル(税引き前)を超すものと見込まれています。調整後ベースでは、本取引は2015年内に調整後利益との損益分岐点を迎え、2016年には少なくとも3セント、および2017年には約7セント上昇し、以降は徐々に増加することが見込まれています。本取引は2015~2017年にかけてはGAAPベースでは、償却経費と統合費用のためにそれほど増加しない(あるいは、本件に関して言えば希薄化する)ことが見込まれています。
[1] Boston Scientific Corporation 2012年市場調査

<ボストン・サイエンティフィック社について>

ボストン・サイエンティフィックは、世界中の患者さんの健康状態を改善するために、革新的な治療法を提供し、患者さんの人生を実り多いものとすることに全力で取り組んでいます。過去35年以上にわたり世界の医療テクノロジーをリードし続けるグローバル企業として、当社はこれまで未対応となっている患者さんのニーズに対応し、医療コストを削減する高性能のソリューションを広範囲に渡って提供することで、命のための科学を発展させて参ります。詳細はホームページhttps://www.bostonscientific.comをご覧いただくか、TwitterFacebookをご利用ください。

将来予測に関する記述についての注意事項

このプレスリリースには、証券法(1933 年制定)第27A 条および証券取引法(1934 年制定)第21E 条の意味するところの将来予測に関する記述が含まれています。「予期する」「期待する」「予想する」「信じる」「計画する」「推定する」「意図する」などの語句を用いた表現が将来予測の記述となりますが、これらの記述は現時点で得られた情報による確信、想定、推定に基づくものであり、将来の事象や実施を保証することを意図するものではありません。こうした将来予測の記述には、当社の製品市場、こうした市場における当社の業績、当社のグローバル規模での事業計画、製品性能とその影響、競争上優位な売価、買収、買収対象の統合および、財務面の影響や予測される相乗効果を含む買収による影響に関する記述なども含まれます。基本的前提が結果的に不正確であった場合、もしくは一定のリスクや不確実な要素が具体化するような場合には、将来予測に関する記述で明示または含意された見込みおよび予測と実際の結果が大幅に異なる可能性があります。これらの要因は、事業戦略の実施能力に対して実際に影響している場合や、将来的に他の要因が加わって実施能力に影響を及ぼす可能性があり、本プレスリリースの記載で予期した結果と実際の結果が大幅に異なる状況をもたらすことがあります。そのため、本プレスリリースの読者は将来予測に関する記述について全面的に依拠することを避けるよう注意してください。

このような相異をもたらす要因には、将来の経済状況、競合、償還および規制の諸条件、新製品の導入、人口統計学的動向、買収の締結と買収対象の統合、知的所有権、訴訟、金融市況、ボストン・サイエンティフィック社および競合他社の将来的な経営上の意思決定などがあります。これらの要因すべてを正確に予測することはほとんど不可能であり、また、多くは制御できません。当社の将来的な経営に影響する可能性のある要因ならびにその他の重大なリスクに関する概要および詳細な一覧については、証券取引委員会に提出した、最新の10-K 年次報告書パートI 1A 項目「危険因子」を参照してください。なお、この内容は、提出済みまたは提出予定の10-Q 四半期報告書パートII1A 項目「危険因子」で更新されることがあります。ボストン・サイエンティフィック社は、見込みの変更やその根拠となる事象、条件、状況の変化など、将来予測の記述に記載された内容と実際の結果が異なる可能性に影響を及ぼすような変化について、それらを反映するように将来予測に関する記述の内容を公に更新または改訂する意思および義務を一切否認します。本注意事項は本稿に記載された将来予測に関するすべての記述に適用されます。

非 GAAP による財務情報の使用

GAAPベースで提示される連結財務諸表を補完するため、当社では、調整後一株当たり利益を含めたいくつかの非GAAPベースの財務情報を開示しています。調整後一株当たり利益とは、営業権および無形資産減損損失のほか、買収、売却、訴訟および組織再編に関わる損失および債権や、特定の分離課税項目および償却費用を除外した調整値です。調整後一株当たり利益を含む非GAAPに基づく財務措置は、米国のGAAP(generally accepted accounting principles:一般に認められた会計原則)に準拠するものでありません。調整後一株当たり利益に最も直接的に対応するGAAP財務情報は、GAAPベースの一株当たり利益です。GAAPベースの一株当たり利益および調整後一株当たり利益に対して当社が推定した今回の買収の影響に発生する差異は、買収に関連して取得した無形資産の償却費用および主に撤退費用やその他の費用を含めた買収関連の総費用に関わるものです。当社では、調整後一株当たり利益を算出する目的でこれらの費用を除外しています。
当社の経営陣は、その他の補助的な非GAAPの措置と併せて調整後一株当たり利益を使用して、対前期比の業績を評価し、当社事業の根底にある傾向を分析し、競合他社と比較した場合の実績を評価し、資源を配分するのに使用するための経営上の目標や予測を策定します。調整後一株当たり利益を含む非GAAPベースの財務措置は、GAAPに基づく財務措置から切り離して、あるいはそれに代わるものとして捉えられるべきではありません。当社では、GAAPに基づく財務措置に加えて、非GAAPベースの財務措置を提示することで、投資家に対して、当社の経営陣が財務面および経営面において意思決定を行う際に使用する情報の透明性を高めて、投資家が「経営陣の目を通して」当社の実績を見ることが可能になるものと考えています。当社はさらに、こうした情報を提供することで、当社に対する投資家が当社の経営実績をより良く理解し、また、当社の経営陣がその実績を評価および計測するのに使用している方法論をより良く評価できるようになるものと信じています。

<ボストン・サイエンティフィック社連絡先>

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リャン・ダヴェンポート
グローバル広報・渉外部門
ボストン・サイエンティフィック コーポレーション
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スージー・リサ、CFA
インベスター・リレーションズ(IR)部門
ボストン・サイエンティフィック コーポレーション
TEL:(508) 683-5565(オフィス)
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