（このプレスリリースは、2014年10月22日に米国ボストン・サイエンティフィック社が発表したプレスリリースを翻訳したものです。）

ボストン・サイエンティフィック社（本社：マサチューセッツ州マールボロウ、NY証券取引所略号：BSX）は本日（2014 年 10月 22 日）-- 2014 年9月 30 日締めの第3四半期の売上高が18億4,600 万ドルになったことを発表しました。なお、当社の従来予想は17億9,000 万ドルから18億4,000万ドルでした。前年同期比で、営業収益（為替変動の影響と事業売却益を除く）は7%増、レポーテッドベース（a reported basis）でも6%の増収となりました。調整後1株当たり利益は0.20ドル（前年同期は0.17ドル）で、20%増となりました。GAAP（一般会計原則）ベースでは、1株当たり利益は0.03ドル（前年同期は0.00ドル）となりました。*

「第3四半期は堅調で、当社の大半の部門が市場全体を上回る伸びを示し、（EPS）調整後1株当たり利益は、2ケタ増を記録しました。」ボストン・サイエンティフィック社の社長兼CEO、マイク・マホーニーは述べています。「特に、グローバル市場でのカーディオバスキュラーとリズム・マネジメントの両事業部門の業績に満足しています。当社の勢いは今後も続くものと思われ、ひき続きグローバルでの事業強化に取り組むとともに、患者さんに当社独自の革新的な治療法を提供することに全力で取り組んでいます。」

• 第3四半期の売上高は18億4,600万ドルを計上。前年同期比で、営業収益は7%増、レポーテッドベースでも6%の増収。

• 調整後1株当たり利益は0.20ドル（当社の従来予想は0.18～0.20ドル）で、前年同期比20%増。同期GAAPベースの1株当たり利益は0.03ドル（当社の従来予想は0.08～0.10 ドル）。

• 2014 年9月 30 日締めの2014年第1～3四半期の調整後1株当たり利益は0.61ドル（前年同期は0.51ドル）で、19%増。同じくGAAPベースの1株当たり利益は0.13ドル（前年同期は－0.17ドル）。

• 第3四半期において、カーディオバスキュラー事業は8%の増収、リズム・マネジメント事業は7%の増収、MedSurgは5%増収を達成（いずれも、前年同期比、為替変動の影響を除く）。

• 第3四半期において、海外全体では9%の増収。欧州で11%、新興国市場で19%の増収になったことが主な要因。（いずれも、前年同期比、為替変動の影響を除く）。なお、新興国市場は当社全体の売上高の10%を占める。

• 第3四半期において、営業キャッシュフローは堅調で、3億4,600万ドルを計上。

• 米国食品医薬品局（FDA）医療機器諮問委員会の諮問パネルにおいて、6票対5票（棄権1票）の採決により、WATCHMAN™左心耳閉鎖術用デバイス**の有効性がリスクを上回るとの決議がなされた。

• バイエル社（Bayer AG）のインターベンション事業の買収（約4億1,500万ドル）が完了。末梢血管アテローム切除術（peripheral atherectomy）および血栓除去術（thrombectomy）の両部門の成長加速を期待。

• 米国規制当局の承認取得の裏付けとして、1,000名の患者さんを対象とするLotus™大動脈弁システム**の安全性および性能を評価するREPRISE III試験（経カテーテル大動脈弁置換術（TAVR）臨床試験）への最初の症例登録が行われる。

• 心拍異常を伴う様々な症状を診断または治療するための心臓カテーテル手技に使用される次世代3Dマッピング・ナビゲーション・ソリューションであるRhythmia™マッピング・システムを米国および欧州において上市。

* 成長率は四捨五入しない実質値であり、正確に再計算されていない場合があります。
**現在、WATCHMANデバイスと Lotusシステムは米国内で市販されていません。

GAAP ベースの連結決算での2014 年第3 四半期の純利益は、430 万ドル（1 株当たり0.03 ドル）でした。この業績は、無形資産の減損費用、買収・売却関連の正味費用、組織再編・訴訟関連の正味費用、ならびに償却費用の2 億3,000 万ドル（税引き後、1 株当たり0.17 ドル）を含みます。これらの正味費用を含めない2014 年第3 四半期の調整後純利益は2 億7,300 万ドル（1 株当たり0.20ドル）でした。

GAAP ベースの連結決算での2013 年第3 四半期の純利益は、－500 万ドル（500 万ドルの純損失）（1 株当たり純利益0.00 ドル）でした。この業績は、買収・売却関連の正味費用、組織再編・訴訟関連の正味費用、負債処理費用、および償却費用の2 億3,500 万ドル（税引き後、1 株当たり0.17 ドル）を含みます。これらの費用を含めない 2013 年第3 四半期の調整後純利益は2 億3,000 万ドル（1 株当たり 0.17 ドル）でした。

ボストン・サイエンティフィック社は、2014 年通年の事業収益を73 億7,000 万ドル～74 億2,000 万ドル（従来予想は73 億2,500 万ドル～74 億2,500 万ドル）と予想しています。これは、レポーテッドベースで3%～4%の伸び、営業収益ベースでは約5%の伸びとなります。また、GAAP ベースの1 株当たりの利益は0.22 ドル～0.24 ドル（従来予想は0.28～0.32 ドル）を予想しています。無形資産の減損費用、買収・売却関連費用、訴訟・組織再編関連費用、クレジット（credits）、個別税目および償却費用を含めない調整後利益は、1 株当たり0.81 ドル～0.83 ドル（従来予想は0.79～0.83 ドル）を予想しています。

ボストン・サイエンティフィック社は、2014 年第4 四半期の売上高を18 億7,500 万ドル～19 億2,500 万ドルと予想しています。また、GAAP ベースの1 株当たりの利益は0.09 ドル～0.11 ドルと予想しています。買収・売却関連費用、組織再編関連費用および償却費用を含めない調整後利益は、1 株当たり0.20 ドル～0.22 ドルと予想しています。

GAAPベースで提示される連結財務諸表を補完するため、当社では、調整後一株当たり利益を含めたいくつかの非GAAPベースの財務情報を開示しています。調整後一株当たり利益とは、営業権および無形資産減損損失のほか、買収、売却、訴訟および組織再編に関わる損失および債権や、特定の分離課税項目および償却費用を除外した調整値です。調整後一株当たり利益を含む非GAAPに基づく財務措置は、米国のGAAP（generally accepted accounting principles：一般に認められた会計原則）に準拠するものでありません。調整後一株当たり利益に最も直接的に対応するGAAP財務情報は、GAAPベースの一株当たり利益です。GAAPベースの一株当たり利益および調整後一株当たり利益に対して当社が推定した今回の買収の影響に発生する差異は、買収に関連して取得した無形資産の償却費用および主に撤退費用やその他の費用を含めた買収関連の総費用に関わるものです。当社では、調整後一株当たり利益を算出する目的でこれらの費用を除外しています。

当社経営陣は、調整後一株当たり利益とともに他の補完的非GAAP財務情報を使用することによって、対前期比業績を評価し、当社の事業に内在する傾向を分析し、競合他社との関係における当社の業績を評価し、また当社が有する資源の割り当てに際して用いられる事業目標および予測を設定しています。調整後一株当たり利益を含めた非GAAP財務情報は、単独で、あるいはGAAPによる同様の財務情報の代替として理解されるべきものではありません。GAAP財務情報とともに、当社の経営陣が財務および事業運営上の意思決定を行う際に使用する非GAAP財務情報を提示することにより、投資家に対してより透明性の高い情報を提供し、当社の業績を経営陣の「視点を通じて」見てもらうことができると当社は考えています。またさらに、この情報を提供することにより、投資家が当社の業績をよりよく理解し、経営陣がその業績を評価測定する際に使用する手法を評価できるものと当社は確信しています。 

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