2014-03-12

REBEL™プラチナ・クロム合金製冠動脈ステントシステムがCEマークを取得

(このプレスリリースは、2014年3月12日に米国ボストン・サイエンティフィック社が発表したプレスリリースを翻訳したものです。当該製品は、2014年3月12日時点で日本において未承認品です。)

最新のベアメタル・ステントテクノロジーによって先進のステント構造を実現し、医師に患者さん向けの幅広い治療選択肢を提供

ボストン・サイエンティフィック社(本社:マサチューセッツ州ネイティック、NY証券取引所略号:BSX)は本日(2014年3月12日)、優れたステントテクノロジーを進化させ続ける中で、REBEL™プラチナ・クロム合金製冠動脈ステントシステムがCEマークを取得したことを発表しました。このステントシステムは、冠動脈疾患(CAD)の治療に使われる最新世代ベアメタルステントです。

REBELステントシステムは、ボストン・サイエンティフィックのカスタマイズされたプラチナ・クロム合金製ステント構造をより幅広く使用できるように開発されたもので、医師はエベロリムス製剤を使用せずPromus PREMIER™薬剤溶出型ステント(DES)と同じステントプラットフォームが使えるようになります。ベアメタルステントは、冠動脈疾患治療において重要な役割を果たし続けており、世界のステント市場の一定の使用率を維持しています。

「PREMIER DESと同等のパフォーマンスを有するベアメタルステントのおかげで、DES療法の対象ではない患者さんを治療できることを喜ばしく思います」と、フランスのラングルにあるCentre Hôpital Universitaireで行われているOMEGA臨床試験の治験責任医師であるディディエール・カリエ教授・医学博士は述べています。また、「その卓越した視認性とデリバリー性に加えて、プラチナ・クロム合金製ステント構造は低いリコイル率を特長としており、これはベアメタルステントを用いて治療を行っている患者さんにとって特に重要になります」とも述べています。

REBELステントシステムは、長軸方向強度およびデリバリー性の向上とともに比類のない視認性、低いリコイル率、非常に優れたラディアルフォース、耐破損性を実現しています。より短くなり視認性が向上した先端チップ、2層構造バルーンおよびカテーテルの内腔のBi-Segment™構造を採用することにより強化されたロープロファイルのデリバリーシステムは、困難な病変部にも正確にステントを送達しやすくなるよう設計されています。

冠動脈疾患は、心臓に血液と酸素を供給する血管に狭窄が生じる疾患です。冠動脈疾患を抱えながら暮らす患者さんは疼痛、息切れおよび倦怠感を感じることがあり、心臓発作を起こすリスクにもさらされています。主な治療としては動脈へのステント留置があり、これにより血流を良くするために動脈を広げておくことができます。

「ボストン・サイエンティフィックは、心臓病学を進歩させる責務を担い、冠動脈疾患を抱えているすべての患者さんに最良の治療選択肢を提供しています」と、ボストン・サイエンティフィック社のインターベンショナル・カーディオロジー事業部社長であるケビン・バリンジャーは述べています。また、「患者さんの転帰に改善をもたらすベアメタル・ステントテクノロジーのパフォーマンスを革新し、改善していくこともそのひとつです」とも述べています。

REBELステントシステムは、Monorail™のプラットフォームで直径2.25 mm~4.50 mm、長さ8 mm~32 mmの全48サイズで発売されます。これにより医師に、それぞれの患者さんのニーズにもっとも合うよう設計された幅広い選択肢をご提供します。

プラチナ・クロム合金製ベアメタル・ステントシステムを評価したOMEGA臨床試験のデータは、2月にワシントンD.C.で開催されたCardiovascular Research Technologies conferenceで、メリーランド州のボルティモアにあるメドスター・ユニオン記念病院(Medstar Union Memorial Hospital)のジョン・C・ウォン博士によって発表されました。OMEGAは米国および欧州で実施されている単一群・多施設共同臨床試験です。OMEGA試験データは、米国FDAへの薬事申請を裏付けるものになると期待されています。

米国において、REBELステントシステムは臨床試験用医療機器の扱いで、市販されていません。

将来予測に関する記述についての注意事項

このプレスリリースには、証券法(1933年制定)第27A条および証券取引法(1934年制定)第21E条の意味するところの将来予測に関する記述が含まれています。「予期する」「期待する」「予想する」「信じる」「計画する」「推定する」「意図する」などの語句を用いた表現が将来予測の記述となりますが、これらの記述は現時点で得られた情報による確信、想定、推定に基づくものであり、将来の事象や実施を保証することを意図するものではありません。将来予測の記述には、製品の市場、新製品の上市、製品性能・重要性および競争入札などに関する記述なども含まれます。基本的前提が結果的に不正確であった場合、もしくは一定のリスクや不確実な要素が具体化するような場合には、将来予測に関する記述で明示または含意された見込みおよび予測と実際の結果が大幅に異なる可能性があります。これらの要因は、事業戦略の実施能力に対して実際に影響している場合や、将来的に他の要因が加わって実施能力に影響を及ぼす可能性があり、本プレスリリースの記載で予期した結果と実際の結果が大幅に異なる状況をもたらすことがあります。そのため、本プレスリリースの読者は将来予測に関する記述について全面的に依拠することを避けるよう注意してください。

このような相異をもたらす要因には、将来の経済状況、競合、償還および規制の諸条件、新製品の導入、人口統計学的動向、知的所有権、訴訟、金融市況、ボストン・サイエンティフィック社および競合他社の将来的な経営上の意思決定などがあります。これらの要因すべてを正確に予測することはほとんど不可能であり、また、多くは制御できません。当社の将来的な経営に影響する可能性のある要因ならびにその他の重大なリスクに関する概要および詳細な一覧については、証券取引委員会に提出した、最新の10-K年次報告書パートI 1A項目「危険因子」を参照してください。なお、この内容は、提出済みまたは提出予定の10-Q四半期報告書パートII 1A項目「危険因子」で更新されることがあります。ボストン・サイエンティフィック社は、見込みの変更やその根拠となる事象、条件、状況の変化など、将来予測の記述に記載された内容と実際の結果が異なる可能性に影響を及ぼすような変化について、それらを反映するように将来予測に関する記述の内容を公に更新または改訂する意思および義務を一切否認します。本注意事項は本稿に記載された将来予測に関するすべての記述に適用されます。

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<ボストン・サイエンティフィック社について>

ボストン・サイエンティフィックは、世界中の患者さんの健康状態を改善するために、革新的な治療法を提供し、患者さんの人生を実り多いものとすることに全力で取り組んでいます。過去30年以上にわたり世界の医療テクノロジーをリードし続けるグローバル企業として、「we advance science for life」の言葉を胸に、画期的な治療法を通じて様々な疾患に苦しむ患者さんや、医療体制の生産性向上にも貢献しています。詳細はホームページをご覧ください。
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