2014-02-14
難治性良性食道狭窄の治療のためのWallFlex™食道用ステントが、CEマークを取得
フルカバードメタルステントが、難治性良性食道狭窄を有する患者さんに新たな治療選択肢を提供
ボストン・サイエンティフィック社(本社:マサチューセッツ州ネイティック、NY証券取引所略号:BSX)は本日(2014年2月14日)、難治性良性食道狭窄の治療に用いるWallFlex™食道用フルカバードステントが、欧州においてCEマークを取得したことを発表しました。
良性食道狭窄は、瘢痕組織によって生じる食道の狭窄です【i】。一次治療は食道の拡張ですが、しばらくして狭窄が再発すると、再度拡張が必要となることがあります【ii】。
「食道用フルカバードステントは、難治性良性食道狭窄を有する患者さんにとって、有効な治療選択肢です」と、スペインのパンプローナにあるナバラ総合病院(Complejo Hospitalario de Navarra)の内視鏡科科長であるハビエル・ヒメネス(Javier Jimenez)医師は述べました。また、「WallFlex食道用ステントは、小型で透視下視認性があるため正確な留置が容易であり、マイグレーション率が低く、ステント抜去が大抵において容易であるため利用しています」とも述べています。
「WallFlex食道用フルカバードステントの利点はその使いやすさにあり、さらに抜去が可能になったことで、難治性良性狭窄の患者さんを治療できるようになりました」と、オランダのユトレヒト大学医療センターの消化器内科科長であり、消化器病学教授のピーター・D・シエルセマ医学博士は述べました。
ナイチノール性ワイヤのブレイデッド(編み込み)構造により、WallFlex食道用ステントは腫瘍または狭窄がある内腔の開存性を確保できるようになりました。ステントは段階的に拡張するよう設計されており、概して24~72時間で完全に拡張します。Permalume™シリコンコーティングは、腫瘍のステント内発育(イングロース)の予防や併発する食道瘻(食道壁に開いた穴)の閉鎖、さらには食物の詰まりを低減させるよう設計されています。また、テフロンコーティングのポリエステル縫合糸により8週目までは難治性良性狭窄からの抜去が可能となり、患者さんは再度病院を訪れて狭窄治療のための再拡張を受けずに済みます【iii】。さらに、医師がX線透視画像上ではっきりとWallFlexステントを視認できるため、正確な留置が可能です。革新的なフレア形状の端部により、ステントを食道管腔にしっかりと固定することができます。
「ボストン・サイエンティフィック社が有する業界最高レベルのステント技術に基づいてWallFlex食道用フルカバードステントの適応を拡大することができ、医師のニーズに応えるという責務と患者さんの転帰改善を目指す献身的な努力が実現しました」と、ボストン・サイエンティフィック社のエンドスコピ―事業部社長であるデビッド・ピアスは述べました。また、「これによりEU諸国の医師は、良性食道狭窄に苦しむ患者さんの治療と管理に新たな選択肢を提供できるようになります」とも述べました。
フルカバードおよびパーシャルカバードWallFlex食道用ステントは、以前に悪性食道狭窄の緩和治療においてCEマークと米国食品医薬品局(FDA)認可を受けていました。WallFlex食道用ステントは、悪性狭窄からの抜去は認められておらず、また米国での難治性良性食道狭窄への治療も認められていません。
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[i] https://emedicine.medscape.com/article/175098-overview
[ii] https://www.scripps.org/articles/3119-esophageal-stricture-benign
[iii]The WallFlex Esophageal Stent is not approved for removal from malignant strictures
<ボストン・サイエンティフィック社について>
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