2012-04-23
Lotus™大動脈弁システムを評価する臨床試験への登録を完了
EuroPCR 2012においてREPRISE I試験の結果を発表
ボストン・サイエンティフィック社(本社:マサチューセッツ州ネイティック、NY証券取引所略号:BSX)は本日(2012年4月23日)、LotusTM大動脈弁システムの急性期における安全性を評価するREPRISE I試験への登録を完了したと発表しました。LotusTM大動脈弁システムは、重篤な大動脈弁狭窄症の患者さんの治療において使用され、人工弁の設置前に、弁の位置を修正したり、また弁を回収したりすることができるように設計されている同種では初の経カテーテル大動脈弁置換術(TAVR)用装置です。このプロスペクティブ・シングルアーム予備試験には、オーストラリアの3施設において11名の患者さんが登録されました。REPRISE I試験の結果は、5月に開催されるEuroPCRの年次会議で発表される予定です。
「この重要な臨床試験への登録が完了し、その臨床成績が来月パリで開催されるEuroPCRの年次会議で発表されることを嬉しく思います」と、REPRISE I試験の治験責任医師を務めるモナシュ医療センター(オーストラリア、メルボルン市)心臓病科部長イアン・メレディス医学博士は語っています。また「Lotus大動脈弁システムは、人工弁の設置前に弁を正確な位置に置いたり、必要に応じてその位置を修正したり、また弁を回収したりすることができる独自の機能を提供します。この弁は設置過程の極めて早い時期から機能しますから、インターベンショナルカーディオロジストはこれまで以上にうまく弁の設置をコントロールすることができるでしょう。全症例において、植込み直後の大動脈弁逆流は実質的にまったく認められませんでした」とも語っています。
REPRISE I試験の主要評価項目は、退院時または術後7日目までの(いずれか早い時期までの)院内における主要な心脳血管イベント(MACCE)の発生を伴わない手技の成功率と定義されています。院内における主要なMACCEは、死亡、心臓発作、脳卒中および大動脈弁機能不全による外科手術への切替えまたは置換術の再施行を含みます。副次的評価項目は、Lotus大動脈弁システムの位置の修正の成功(行われた場合)および大動脈弁逆流(血液の漏出)の発生率です。
Lotus大動脈弁システムは、ステントに取り付けられた組織生体弁が、弁を誘導し経皮的に設置するためのカテーテルに予め搭載されたデリバリーシステムで、このロープロファイルのデリバリーシステムとイントロデューサーシースは、人工弁の設置前に、弁を正確に位置決めしたり、その位置を非侵襲的な方法で二方向に修正したり、また弁を回収したりすることができるように設計されています。このシステムにはまた、死亡予測因子である弁周囲の逆流発生を抑制する独自のAdaptive SealTM機能が備わっています。
「REPRISE I試験の治験担当医師からの前向きなフィードバックを得て、私たちは非常に勇気づけられており、この試験の結果を楽しみにしています」と、ボストン・サイエンティフィック社のグローバル最高医療責任者であるキース・ドーキンス医学博士は語っています。また「Lotus大動脈弁システムは、大動脈弁置換術の単純化および改善を図るように設計され、従来製品とは異なる全く新しい特性を備えた第二世代TAVRテクノロジーです」とも語っています。
ボストン・サイエンティフィック社では、今年の後半にオーストラリアおよび欧州諸国の最大15施設において、120名の患者さんを対象にLotus大動脈弁システムの安全性および性能を評価するREPRISE II試験の登録を開始する予定です。この試験で得られるデータは、CEマークおよびその他の国際的薬事承認の取得の裏付けとして使用されます。この試験への登録は、2013年前半までに完了する予定です。
Lotus大動脈弁システムは臨床試験用医療機器の扱いで、適用法により研究目的の使用に制限されており市販はされていません。本製品は、2011年にボストン・サイエンティフィック社が買収したSadra Medical社により開発されました。詳しくは、ウェブサイトwww.sadramedical.com をご覧ください。
大動脈弁疾患について
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