2012-03-01
ボストン・サイエンティフィック、日本初の「ウォールフレックス 大腸用ステント」 を発売
ボストン・サイエンティフィック ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:内木祐介)は、この度、「ウォールフレックス 大腸用ステント」を発売いたします。販売開始は3月1日です。
「ウォールフレックス 大腸用ステント」は、悪性腫瘍による大腸閉塞の患者さんに対して使用されます。消化管閉塞部位の内腔を確保し、患者さんの閉塞による症状の劇的な緩和が期待されます。この大腸用ステントは国内で初めて発売される事になります。
本製品は大腸閉塞を引き起こしている悪性腫瘍部分の切除術を行うために、術前の閉塞症状の解除を目的として使用されます。術前の閉塞症状の解除は、大腸内の減圧を促し、患者さんの状態を良くしてから手術に臨むことが可能になります。これまでは、一時的な人工肛門の造設や、経肛門イレウスチューブで大腸減圧治療を行ったりしていますが、経肛門イレウスチューブの処置では、留置違和感、臭気そして食事が困難な点などの状況があり、手術が汚染される可能性も危惧されました。「ウォールフレックス 大腸用ステント」はこのような患者さんに術前にチューブ無しで過ごせることや、一時退院、さらに化学療法の可能性なども提供します。また、一方で緩和的外科治療が困難あるいは他の治療法では効果が期待できない患者さんへの姑息的治療にも使用されます。
「日本で初めてとなるウォールフレックス 大腸用ステントの発売は、これまで悪性腫瘍による閉塞で苦しんでこられた患者さんに術前の閉塞症状の解除ならびに緩和的にQOLを向上させることが期待されます。弊社がその選択肢を新たに提供できることを大変誇りに思います。」と、ボストン・サイエンティフィック ジャパン代表取締役社長 内木祐介は述べています。
<ウォールフレックス 大腸用ステントの特長>
メッシュ構造により、管腔の内腔を維持しながら、さまざまな部位に適合する柔軟性を持っています。
- 形状記憶合金を採用しているため、ウォールフレックス 大腸用ステントが体温に順応しながら留置後に徐々に開きます。
- 狭窄部位はステント留置後、24~48時間で開存します。
- ステント口側のフレア形状は、ステントの位置ずれを低減します。
- ステント断端のループ形状は、粘膜(腸の粘膜)の外傷リスクを軽減します。
- 病変部に適切な寸法が選択できるように、ステント長と直径サイズを複数のバリエーションで提供しています。
- ステント再収納が可能で、確実な留置のために、安心してステント展開を行えます。
医療機器承認番号: 22300BZX00308000
販売名: ウォールフレックス 大腸用ステント
償還価格: ¥258,000
<ボストン・サイエンティフィック社について>
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<ボストン・サイエンティフィック ジャパン株式会社>
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