日本においてプラチナクロム合金採用のプロマス エレメントを上市

(このプレスリリースは、2012年3月1日に米国ボストン・サイエンティフィック社が発表したプレスリリースを翻訳したものです。)  

治療精度を向上させる特徴的なプラチナクロム合金を採用した次世代冠動脈ステント プロマス エレメントは世界の主要国において承認

ボストン・サイエンティフィック社(本社:マサチューセッツ州ネイティック、NY証券取引所略号:BSX)は本日(2012年3月1日)、日本において、PROMUS Element™(エベロリムス溶出型プラチナクロム合金冠動脈ステントシステム:販売名「プロマス エレメント ステントシステム」)の販売を開始したと発表しました。本製品は最近、日本の厚生労働省による承認を受けています。PROMUS Elementは、プラチナクロム(PtCr)合金と特徴的なステント設計および改善されたデリバリー システムの組み合わせにより、冠動脈疾患治療における薬剤溶出型ステントの性能を向上させるように設計された製品です。
「PROMUS Elementを、日本の医師および患者さんに提供できることを大変喜ばしく思います」と、ボストン・サイエンティフィック ジャパン株式会社代表取締役社長である内木祐介は述べています。また「このエベロリムス溶出型のステントシステムは、日本における冠動脈インターベンションの製品ラインアップを強化し、同時に薬剤溶出型ステント市場におけるボストン・サイエンティフィック社のグローバルなリーダーシップを強化するものです」とも述べています。

PROMUS Elementでは、冠動脈ステント用に特化して設計された独自のプラチナクロム合金を使用することにより、視認性の向上、リコイルの抑制、優れた血管追従性および高い拡張力が実現しました。このステントは、困難な病変部にも正確にステントを送達することを可能にする改善されたロープロファイルのデリバリーシステムを採用しています。PROMUS Elementに使用されるエベロリムスとフッ化共重合体は、これまでに複数の無作為割付臨床試験およびレジストリーにおいて研究されたものです。PROMUS Elementの登場により、TAXUS® Element(パクリタキセル溶出型冠動脈ステントシステム:販売名「タクサス エレメント ステントシステム」)を含むボストン・サイエンティフィック社の日本におけるプラチナクロム合金採用の薬剤溶出型ステントの製品ラインの幅が広がりました。

「今回の承認は、ボストン・サイエンティフィック社にとって2つの重要なマイルストーンとなります。一つ目はPROMUS Elementが、これで世界の全ての主要国において承認されたということです。二つ目は、PROMUS Elementを社内生産に移行することにより、エベロリムス溶出型ステントの収益性を高めるための最後の段階に入ったということです」と、ボストン・サイエンティフィック社CEOのハンク・クッシュマンは述べています。また「ボストン・サイエンティフィック社は、特徴的な冠動脈ステントプラットフォームにおいて、実績のある2種類の薬剤とポリマーの組合せによる選択肢を医師に提供する唯一の企業です」とも述べています。

ボストン・サイエンティフィック社は、2009年にPROMUS ElementのCEマークの承認を取得し、また2011年にPROMUS Element PlusのCEマークの承認を取得しました。PROMUS Element Plusは、米国において2011年に米国食品医薬品局(FDA)の承認を取得しました。TAXUS® Elementは、2011年に日本で承認を取得し、2010年にCEマークを取得しました。TAXUS Elementは、米国において2011年にION™としてFDAの承認を取得し発売されています。

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