生体情報センサから得られる
複数の定量データを活用した心不全患者のモニタリング

概 要

 
 
(A) 42日目:RESONATE™ CRT-Dの植込み患者が腹部痛を伴う心不全症状で受診。腹部痛は消失せずに退院。
48日目:HeartLogicアラートが発生したが、LATITUDEコミュニケータが設置されていなかったため、アラートは通知されなかった。
(B) 57日目:息切れ、睡眠困難、漠然とした腹部痛を訴え、救急外来を受診。医師の診察では、足首の腫れや明らかな浮腫は認めなかった。患者の退院が検討されたが、その後にLATITUDE でデバイスをインテロゲートしたところ、HeartLogicインデックスの著しい上昇が確認された。
S3心音データ、呼吸数、及び夜間心拍数のすべてが退院前から大幅に上昇していた。
利尿薬による治療の結果、腹部に体液が貯留し、著しい体液減少を引き起こしていた。追加検査で冠動脈疾患が確認され、冠動脈ステントでの治療が施行された。

救急外来受診時、患者はLATITUDEコミュニケータに接続していなかったため、HeartLogicインデックスは不明であった。救急外来では患者の退院準備を進めていたが、デバイスのイントロゲートによってHeartLogicインデックスの上昇が明らかにされた。その後医師は、退院の決定を取り消し、心不全の憎悪に対する治療を施行した。症状の消失後に患者は退院し、遠隔モニタリングを実施している。


臨床データ

 

HeartLogicインデックス

 

原因となるトレンド

注:灰色の部分は71日目の増悪の程度を示しています。




 

 

Clinical Data

 

トレンドグラフ

データテーブル&タイムライン

LATITUDE™ NXT 患者管理 – 心不全患者レポート



販売名:RESONATE CRT-D シリーズ
医療機器承認番号:22900BZX00087000

LATITUDE™ NXT Wave コミュニケータ
販売名:ラティチュード Wave コミュニケータ
医療機器認証番号:226ADBZX00186000

LATITUDE™ 血圧計
製造販売業者:株式会社エー・アンド・デイ
販売名:エー・アンド・デイ デジタル血圧計 UA-772
医療機器認証番号: 219AHBZX00016000

注記:現時点でHeartLogic 機能が提示する情報と心不全増悪兆候との関係は確立していない。HeartLogic アラートが発現した際は、患者の状態や他の指標とあわせて総合的に 評価した上で、治療の要不要及び治療方針を決定すること。

本資料は製品の効果および性能等の一部のみを強調して取りまとめたものではなく、製品の適正使用を促すためのものです。