遠隔モニタリングを実践し
心不全症状に速やかに対応した1例

概 要

 

HeartLogicインデックス

 
年齢及び性別:85歳男性
患者履歴:慢性HFrEF、NYHA クラス IIの症状で安定、発作性心房粗動/心房細動、 過去にCRT-D植込みを施行、CAD、虚血性心筋症、2017年にLVEF 20%の報告あり、入院時に慢性心不全の症状を認める、ペースメーカ依存

1日目:ERI指標によりCRT-D交換、HeartLogicが搭載されたMOMENTUM CRT-Dの植込みを施行。植込み時に心房粗動を認め、ペーシングで停止。
 – LATITUDEでHeartLogicをオンにし、デバイスレポートをEP/デバイス担当医用にカスタマイズして設定。
  HeartLogicのレポートは心不全医師用にカスタマイズして設定。LATITUDE専用の体重計と血圧カフを注文。
 – 術後の創部チェックで心房粗動が再発し、その後停止。Sleep Incline機能のキャリブレーションを実施。患者に症状を認める。
(A) 80日目:HeartLogicスコアが上昇(56)し、また患者は心不全症状を呈したため、遠隔クリニックでプロアクティブなデバイスチェックを実施。患者の心房粗動が再発し、その後停止。
 – 不整脈管理とアブレーション検討のため、患者を不整脈科に紹介。
 – HeartLogicデータを心不全医が評価し、トラセミド20mg、メトラゾン2.5mg、d/cフロセミド40mgを追加。


(B) 98日目
:HeartLogicインデックスが0に回復。


 

 

Clinical Data

 

トレンドグラフ

データテーブル&タイムライン

LATITUDE™ NXT 患者管理 – 心不全患者レポート





販売名:RESONATE CRT-D シリーズ
医療機器承認番号:22900BZX00087000

LATITUDE™ NXT Wave コミュニケータ
販売名:ラティチュード Wave コミュニケータ
医療機器認証番号:226ADBZX00186000

LATITUDE™ 血圧計
製造販売業者:株式会社エー・アンド・デイ
販売名:エー・アンド・デイ デジタル血圧計 UA-772
医療機器認証番号: 219AHBZX00016000

注記:現時点でHeartLogic 機能が提示する情報と心不全増悪兆候との関係は確立していない。HeartLogic アラートが発現した際は、患者の状態や他の指標とあわせて総合的に 評価した上で、治療の要不要及び治療方針を決定すること。

本資料は製品の効果および性能等の一部のみを強調して取りまとめたものではなく、製品の適正使用を促すためのものです。