MRI検査とは?
MRI(磁気共鳴画像法)は磁気、電磁波、そして水素原子の動きを利用して体の臓器や血管の状態を確認する検査です。この検査は主に脳・脊椎・四肢・骨盤・血管・乳房に生じた病気の早期発見と診断に有効とされています。
日本の人口100万人当たりにおける医療機関のMRI保有台数は、世界第一位です。米国やその他の先進諸国よりも圧倒的に普及率が高く、多くの施設に導入されているため、MRI検査を受診しやすい環境にあります。
※OECD Health Data 2013-- Frequently Requested Data による
慢性難治性疼痛患者様がMRI検査を受けることの利点
- 今までSCS装置植込み患者様はMRI検査時に発生する磁場や電磁波が装置に影響することを考慮しMRI検査を受診することができませんでした。
- ボストン・サイエンティフィック社のImageReady™脊髄刺激(SCS)システムは、独自の新技術により、定められた条件下においてMRI検査を受診することが可能です。MRI検査は、SCS装置植込み患者様の疾患の早期発見や、より正確な診断につながる事が期待されています。
MR環境に対する安全性(MR適合性)を示すシンボルマーク
植込み型医療機器のMR適合性評価基準として、ASTM (American Society for Testing and Materials)の評価基準が一般的に使用されています。
MR Safe(MRI安全)
すべてのMR環境において危険を伴わない品目です。
MR Conditional(条件付でMRI可能)
特定の条件およびMR環境において危険を伴わない品目です。条件付MRI対応SCSシステムはこのカテゴリに属します。
MR Unsafe(MRI危険)
すべてのMR環境において危険を伴う品目です。SCSシステムは種類により、このカテゴリに属するものがあります。