2025-3-17

カーボンニュートラルへの道:ボストン・サイエンティフィックの環境への取り組み

(本記事の正式言語は英語であり、その内容およびその解釈については原文を優先します。原文は Cut, convert, compensate: How we’re achieving our 2030 carbon neutrality goal をご参照ください。)
ボストン・サイエンティフィックは、患者さんの健康を支えるだけでなく、私たちが共有する地球の環境保護にも努めています。カーボンフットプリント(温室効果ガス排出量)の削減は、気候変動への対応と事業への気候リスクの軽減、そしてよりよい地球環境の実現に向けた私たちの重要な取り組みのひとつです。
「私たちは、世界中の拠点で環境負荷の低減に取り組んでいます」と、グローバルサプライチェーン シニアバイスプレジデントのパウディ・オコナーは述べています。「持続可能なビジネスの構築は、私たち自身にとってだけでなく、患者さん、医療従事者、そして地域社会にとっても意義のあることです。」
2017年、ボストン・サイエンティフィックはMedtech企業の中でいち早く、2030年までに製造拠点および主要物流拠点でのカーボンニュートラルを達成(スコープ1・2)することを宣言しました。この目標に向けて、着実に前進しており、明確な道筋に基づき取り組みを加速させています。
カーボンニュートラル実現に向けた戦略

ボストン・サイエンティフィックは「C3エネルギー戦略」に基づき、以下の3つのアプローチを通じてカーボンニュートラルを推進しています。

Cut(削減)
エネルギー管理の強化や高効率機器への投資を行い、省エネを徹底する。また、新たに建設する施設は、国際的に認定されたグリーンビルディング基準に適合させる。
Convert(転換)
化石燃料(石炭や石油などのエネルギー等、従来の燃料)への依存を減らし、再生可能エネルギーへの移行を推進する。
Compensate(補完)
削減が難しい排出量については、カーボンクレジットの活用や環境保護プロジェクトを通じて補完する。

カーボンニュートラル実現に向けた取り組みの事例

ボストン・サイエンティフィックのオランダ・ケルクラーデ物流センターは、「C3エネルギー戦略」の具体的な成果を示す代表例です。

エネルギー管理の強化
2020年、同施設はISO50001:2018認証(エネルギー管理システムの国際規格)を取得し、より持続可能な施設運営へと移行しました。

化石燃料から再生可能エネルギーへの転換
  • 施設の暖房システムを、天然ガスから電力駆動の高効率ヒートポンプに変更し、段階的に移行。
  • 2023年3月までに、施設全体の暖房・冷房を完全に電力化し、温室効果ガスの大幅な削減を実現。
  • 施設の屋根に約1,500枚のソーラーパネルを設置し、0.8MWpの発電能力を確保。これはオランダの約228世帯分の電力消費量に相当し、同施設の総電力使用量の約25%を賄う。
  • 残りの電力はオランダ国内の風力発電所から購入し、再生可能エネルギー比率を高める。

成果
これらの取り組みにより、ケルクラーデ物流センターはエネルギー使用量を大幅に削減し、2024年時点で90%以上を再生可能エネルギーに移行しました。この進捗は、2027年までに製造・物流拠点の90%を再生可能エネルギー化という目標を前倒しで達成するものです。

オランダ・ケルクラーデ拠点で進む再生可能エネルギー戦略
オランダ・ケルクラーデ拠点で進む再生可能エネルギー戦略
持続可能な未来へ向けて

ボストン・サイエンティフィックは、2030年までに製造・主要物流拠点でのカーボンニュートラル達成、さらに2050年までにバリューチェーン全体(スコープ1, 2, 3)でネットゼロ達成を目指しています。 私たちは、環境に配慮したビジネスを展開し、患者さんの健康を支えると同時に、地球環境の持続可能性にも貢献していきます。

より詳しい取り組みについては、2023年パフォーマンスレポート(英語)をご覧ください。