2025-1-22

「品質」がつなぐ使命感と誇り
~2024年 EMAI イベント レポート~

ボストン・サイエンティフィックのオフィスには、「私は、患者ケアとボストン・サイエンティフィックのすべての品質を向上させます。/ I improve the quality of patient care and all things Boston Scientific.」というスローガンが書かれたサインボードが掲げられています。このスローガンは、全従業員にとって日々の業務を行う上での行動指針であり、サインボードに自分の名前を書くことで、一人ひとりが品質向上に対する自分の使命を実行する決意を表明するものです。品質向上に対する決意表明は、ボストン・サイエンティフィックの企業文化の基盤です。
従業員一人ひとりが品質向上に対する自分の役割とその意義を再認識し、「患者さんの生活をより良くする」という共通の目的を改めて確認するために、「Everyone Makes an Impact (EMAI)」を開催しています。EMAIは世界各地で開催されていますが、2024年11月には東京でも開催されました。
2024年EMAIイベント
東京でのEMAIイベントでは、被包化壊死(WON)や閉塞動脈硬化症(PAD)などの疾患に苦しんだ患者さんが当社製品による治療で新たな生活を手に入れた事例が、ビデオを通じて紹介されました。特に、急性膵炎による痛みに悩まされていた患者さんが、Hot AXIOSやカテーテル治療を受け、再び前向きな人生を歩み始めたエピソードは、多くの出席者に深い印象を与えるものでした。また、医師からは、これらの疾患の治療法を解説していただき、治療に至る背景やプロセスをより深く理解することができました。
イベントに出席した従業員は、患者さんや医師の言葉に直接触れることによって、自分の仕事が社会に果たす役割を再確認し、製品や業務への思いを更に深めることができました。
社員が主役の新たな試み
今回のEMAIでは、新しい試みとしてアフタヌーンティー形式の交流会を行いました。この交流会は、普段は接点の少ない同僚同士がリラックスした雰囲気で意見を交わす機会となりました。こうした交流を通じて、部門や拠点を越えたつながりが生まれ、信頼感や連帯感が育まれました。
また、イベントに先立って、中野本社や各拠点にサインボードを設置し、従業員が品質向上に対する自分の決意をサインボードに記入しました。このアクティビティにより、従業員一人ひとりが自分の目指す目標に向けて改めて決意を表明するとともに、職場の一体感が更に高まりました。イベント後のアンケートでは、「自社製品が患者さんの生活にどのように貢献しているのかを改めて実感した」「異なる部署の同僚との交流が新しい視点を与えてくれた」などの感想が寄せられました。
医療の未来を築く私たちの誓い
ボストン・サイエンティフィックが目指すのは、単に医療機器を提供することではありません。患者さんの健康状態を改善するために革新的な治療法を提供し、その人生を実り多いものにすることを使命としています。
EMAIは、この使命を共有し、患者さんを中心とした医療の原点に立ち返る機会です。すべての業務はその先にいる患者さんのためにある、という意識を、従業員全員で確認しました。
「品質は、人生を変える力」
品質向上の決意を胸に、私たちは今後も挑戦を続けます。患者さん一人ひとりの笑顔のために、そして医療が持つ力を最大限に引き出す未来のために。ボストン・サイエンティフィックの使命感と情熱を、これからも医療の現場に届け続けます。