2024-08-02

HINODE試験データを日本不整脈心電学会へ寄贈:不整脈治療の未来に貢献

この度、ボストン・サイエンティフィック ジャパン株式会社は、当社が実施したHINODE試験の日本人患者データを、日本不整脈心電学会(JHRS)に寄贈いたしました。7月20日、日本不整脈心電学会(理事長 清水 渉先生)との最終合意文書に署名がなされ、データ寄贈が正式に完了しました。
このデータ寄贈にあたっては、今年3月9日に神戸で開催された第88回日本循環器学会学術総会において正式なセレモニーが行われました。さらに、7月24日に日本不整脈心電学会のホームページでこのニュースがリリースされ、広く関係者に共有されました。
ボストン・サイエンティフィックのカーディアック リズムマネジメント事業部では、「エビデンスを確立し、患者本位の治療を迅速に届けることで、不整脈治療に貢献し、第一に選択される企業になる」というミッションを掲げています。この寄贈は、その一環として行われました。
ボストン・サイエンティフィック ジャパン株式会社 代表取締役社長 森川智之は、「HINODE試験は、日本が直面している超高齢化社会の課題を示す貴重なデータを含んでいます。このデータは、日本不整脈心電学会が保有するデータと組み合わせて活用されることで、日本の患者さんにより良い治療が提供されることが期待されます。企業が実施した試験データを学会に提供することにより、日本の医学研究の発展に貢献できることは光栄なことであり、引き続き、先生方と共に不整脈治療の発展に向かって進んでいく所存です。HINODE研究にご協力いただいた全ての先生方、関係者の皆様に深く感謝申し上げます。」と述べています。
HINODE試験は、植込み型除細動器(ICD)や両室ペーシング機能付き除細動器(CRT-D)の効果を検証したもので、日本人の心室性不整脈による死亡率が欧米のデータと同等であることを示しています。
詳しくは、日本不整脈心電学会ホームページ内What’s New(wn20240724.pdf (jhrs.or.jp))をご覧ください。
 
 

ボストン・サイエンティフィックによる不整脈領域における臨床試験の歩み